大事なのは3ステップ!読書で得られる頭の基礎

問題解決

本を読むことは、その本の内容を知識として得られるものと考えているなら、もったいないなーと思います。どうせなら一石二鳥、三鳥を狙っていきましょう。読み方次第で読書の質が10倍にもなります。さらに本の内容も深く入って定着するようになりますよ。

この記事では3つの方法をご紹介します。頭の基礎体力「理解力」「記憶力」「論理的思考力」が身につく読書法です。意識を変えるだけで、つまらない本でも読むことが楽しくなること請け合いです。

読書の見方を変える

読書はその本の内容を受け取り、ときに行動を変えることを目的としている方が多いと思います。それなら読書の見方を変えてしまいましょう。それは「頭を良くするために読む」というものです。

読書のゴールを「内容を受け取る」というものではなく「読む前と比べて少しでも頭を良くする」に変えます。見方を変えると読書に対する姿勢が変わります。頭が良くなります。

見方を変えるとどうなるか

読書の見方を変えると読書のターゲットが本から自分に変わります。どういうことかというと、本の内容をできるだけ理解して受け入れるという考え方から、自分がどれだけ成長できるかというツールとしての見方になります。

本というツールを使って自分を成長させることに着目するとどうでしょう。どんな本でも、内容が思っていたのと違っても、ツールとしては違えば違うほど、むしろ頭の成長に有効なものになります。そうするとつまらない本、興味のない本でも読めるようになります。

本はツールと言い聞かせる

私はこれまで、本を道具というより知識を整理した特別なものと考えすぎてしまっていました。悪い考えではないと思いますが、本を最初から最後まで読まなければならない、内容をすみずみまで理解しなければならない、という考えに縛られていたように思います。

結果として読書を苦しいものにしたり、内容が入ってこなかったり、という状態に陥っていました。

本をどれだけ自分を成長させてくれるかという視点で見ると、読み方も姿勢も得られる結果もガラッと変わります。必要なところだけ読めばいいし、意外と得られる結果も濃くなりました。

頭の基礎体力とは

頭の良し悪しに決まった切り口があるわけではありませんが、読書という脳の筋トレによって得られやすい対象はあります。それは仕事でも生活でも活用しやすい能力だと思っています。本は身近でいくらでも手に入るツールなので、うまく活用できれば可能性は無限大です。制限がありません。

それではどんな頭の基礎体力が向上するか見ていきましょう。

理解力を鍛えて頭を良くする

理解力とは、限られた情報や不完全な情報をもとに、相手が本当に伝えたいこと、物事の本質を見抜くチカラです。逆に言えば勘違いしない、理解のミスをしない能力といえます。本は著者や編集者の目を通して整理されています。しかし文字という伝達手段を使っており、情報は双方向ではなく一方に流れる仕組みです。なのでわかったつもりでも読めてしまう。

適切に読書することで、本を通じて著者の意図、本当に伝えたいことを受け取るチカラを鍛えることができます。続けていると、言葉に対する感性を鍛えられるんですよね。

記憶力を鍛えて頭を良くする

本を読んだあとの翌日など、どれだけ本の内容を覚えてますでしょうか。自分も以前は、読んでいる最中はフムフムと気持ちよく読み進めていたのに、翌日どころか読み終わった瞬間に結局なんだっけ?ということがよくありました。何も残っていない・・・という。

本の読み方を変えると記憶が変わります。本のエッセンスを記憶に残して、行動に活かせるようになります。記憶に残して記憶を使う、というサイクルそのものが記憶力を鍛えていきます。

論理的思考力を鍛えて頭を良くする

言葉をかみ砕いて理解するとき、論理的思考力が大事になります。論理的思考力にはパターンがあります。有名なのは三段論法ですね。AならB、BならC、よってAはCである、というものです。本を読むときも論理の流れを意識することで頭を鍛えられます。

私はどんな本にも論理の流れがあると思っています。著者は何かを読み手に伝えたいと思っているはずです。そのとき論理のチカラを使わないと物事をスムーズに伝えられないんですよね。だから例えばフィクションの小説であってもストーリー展開や状況を説明したりと、そこには論理の流れがあります。

本の全体の流れ、個別の文章の展開を論理の流れとして意識すると、論理的思考力を鍛えることになります。論理的思考のパターンを知らなくても、繰り返し意識することで論理力は高まっていきますよ。むしろ理論より実践的な論理的思考力を手に入れられると思います。

繰り返しが大事

何事もそうですが、脳は繰り返しで強化されます。理解力、記憶力、論理的思考力いずれも本を読むときに意識すればするほど強化されます。読むときはいつも必ずできれば一番よいですが、そう気張らなくても大丈夫です。読み始めるとき、読んでる途中で「意識しようと意識する」ことが大事です。

頭を良くする読書法

ツッコミを入れる姿勢で読む

頭を鍛える読書のもっとも大事なポイントです。本の内容をただ受け取ろうとする読書では頭を鍛える効果は薄いです。理解は浅く、記憶にも残りにくく、論理的展開は見えてきません。本の内容を受け取ろうとする姿勢ではなく、本と議論するつもりで読んでください。議論といっても難しくとらえなくてよいです。ツッコミを入れる、という気持ちでよいです。ツッコミポイントを見逃さずにツッコミができる、という姿勢だけで変わります。

本はたくさんの人の目が通ったうえで出版にいたっていますが、ものごとにはたくさんの切り口があり見方があり、異なるいくつもの意見が同居できます。あくまで著者の見方なのでそれに対してツッコミはいくらでも入れられます。事実は事実として、こういう見方もあるよね、と思えるだけでも能動的な読み方になれていますよ。

本に対して能動的であることがすべての前提となります。

言いたいことは結局これ、と決める

本は章、節、段落などブロックで分かれています。それぞれのブロックには著者の伝えたいことを著者なりの知識、文章力で整理されています。その内容を正しいか間違っているかは置いておいて、言いたいことはこれか、と自分なりに決めてしまいましょう。自分なりに決めることが大事です。そうすると理解が自分の中に落ちていきます。記憶に定着します。

要約するようなものですが、必ずしも正しくなくてよい、自分の考えでよいというところがポイントです。要約といってしまうと多くの人が読んで納得できる文章と、ハードルがあがってしまって面倒になってしまいますよね。

他人の理解を得られる必要はありません。自分はそう思う、そう理解した、ということでよいです。それがあなたが必要としている内容であり、理解であるということです。なのであなたにとってそれが一番有益な答えでもあるのです。

自分なりの答えを出す

ツッコミを入れ、著者の言いたいことを理解したら、あとは自分なりの答えを整理します。この本が言いたいことはこれだった、自分の理解はどれだけ高まった、という点を考えてみます。

これはメタ認知でもあります。本を読み終わった自分を客観的に分析してみる行為で、本から何を受け取り、次につなげられるかを意識します。この本を読む前と読んだ後で何が変わったかを整理します。

これをやっておくと後から思い起こして、あの本はこういう内容でこういう意味がある、ということを自分の言葉で、自分の切り口で整理できていることに気が付くでしょう。それはもうあなたの資産といえるものです。

頭を良くする読書法のまとめ

平易な言葉で書いたので本当に頭が良くなるの?と思われた方もいると思います。ただ、難しく考えないほうがよいと思っています。難しく考えると面倒になります。面倒だと結局やらない、ということになります。

それよりもっと気軽に考えて、どんな本でも興味がない本でも頭を良くするために「ツッコミを入れてながら」「言いたいことを決め打ちして」「読んだ自分を振り返ってみる」という3ステップだけやってみましょう。

言い切れますが、これまでと読書の意味も得られるものも、良いほうに変化しますよ。大事なのは意識的にやること。まずは始めてみましょう。